「節約家ではなく、生活投資家」に看板を変えた話を、前に書きました。

【生活投資家】生活は、大きなおままごとかもしれない ブログのプロフィールを変えました。ずっと「貯金が得意」って書いとったんですが、最近どうも「なんか違うな〜」と思っていて。 チャッ...

今日はその続きです。
生活投資家を名乗っておきながら、わたしはまだ「安いほうが正しい」に引っ張られとるな、と気づいた話。

もし、この街に住む理由がなくなったら

ふと、こんな妄想をしました。

いま住んでいる家は、夫の職場が近いという理由で選んだ場所です。
じゃあ、もしその理由がなくなったら。わたしはこの街に住み続けるんやろか。

極端な条件を置いて考えるやつ、この前もやりましたね〜

【余命3年】80歳の自分は想像できないので、いったん36歳で人生を終わらせてみた 以前、「目と耳と鼻を、100億円で売れますか」という話を書きました。 https://maneo-manager.com/shi...
りつき

毎度、物騒な仮定から妄想スイッチ入りがち

数字だけ見たら、実家の近くが大正解

どこにでも住めますよ、となったら、まず思い浮かぶのは実家の近く。

近くに親族がいれば助けてもらえるし、なんなら同居すれば家賃そのものが消える。
毎月払っている家賃が、まるっとゼロ。

字面だけ見たら、もう完全に大勝利です。

でも、そこで一回止まりました。

うちの場合、それが家族にとって一番いい状態かというと、たぶん違う。

別に仲が悪いわけでもないし、一緒にいてめちゃくちゃ辛いわけでもない。
ただ、生活のリズムも、食べたいものも、それぞれ違う。

どっちかがどっちかに合わせる時間が、毎日少しずつ積み重なっていくんですよね。

りつき

家賃は減るけど、気を使う量は増える

住む理由は、住んだあとから増えていく

この街を選んだ理由は「夫の職場が近い」だけだったのに、いま住み続けたい理由は、それだけじゃなくなっていました。

  • ふらっと歩いていける公園がある
  • ふらっと歩いていける飲食店がある(しかも複数!)
  • 車がなくても、自転車と徒歩で結構間に合う
  • ちょっと車を走らせれば(または電車で)名古屋にも行ける
  • 子どもたちのお友達がここにいる

最初の選定理由がなくなっても、その土地の価値はゼロにならない。
住み続ける理由は、住んだあとから積み上がっていました。

洗濯機で考えるとわかりやすい?

これ、住む場所だけの話じゃないなと思って。

たとえば洗濯機。
「このメーカーのこの型番が欲しい」と決めたうえで、いちばん安いお店で買う。
これはとても合理的です。同じものなんやから、安いところで買えばいい。

でも、「ドラム式ならどれでもいいので、いちばん安いやつ」で選んだら、どうなるか。

聞いたことのないメーカーで、乾燥までは一応できるっぽいけど、出てくる服がなんか毎回ちょっと焦げくさい。パッキンのすき間に靴下が挟まる。パーカーのフードがいつも生乾き。

りつき

安く買えたのに、毎日ちょっとずつ悲しい

これって、経済的合理性というより、測りやすい数字だけで決めているだけなんですよね。

本当の合理性には、使いやすさとか、手入れのしやすさとか、毎日のイライラの量まで入っているはずで。

気に入ってないものは、雑に扱う

しかも、これで終わらないんです。

満足しているものって、大事に長く使おうと思うから、ちゃんとメンテナンスするんですよね。
フィルターの掃除とか、排水のゴミを取るところとか、たまの槽洗浄とか。

でも、不満があるものは扱いも雑になる。

そうやって手入れをサボった結果、どこか調子が悪くなってきたときに「ドラム式とかマジ最悪!もう二度と買わない!縦型に戻す!」ってポイっとなったりして。

(しらんけど。笑 ただの妄想ね。笑)

りつき

安く買ったはずが、買い替えも早い!

安く買ったのに寿命が短くて、また買う。
これがひとつめの「高くつく」。

ストレスは、別の場所で支払わされる

もうひとつあります。

毎日のプチストレスって、その場では消えてくれないんですよね。
巡り巡って違うところで爆発して、結局いらん支出が発生する。

人って、ストレスが溜まるとお金を使いたくなるんですよ。
「自分へのご褒美」とか言って。笑

りつき

「ご褒美」って言葉の便利さたるや

洗濯機へのイライラが、なぜかコンビニのスイーツとして支払われている。
これがふたつめの「高くつく」。

つまり、安いけど毎日イライラするものは、家計簿の上では安くても、暮らし全体では高い。

支出に対する満足度が低い。つまり、資金効率が悪い。

りつき

経理大事!

家計こそ経理やと思うんです。

決算は毎月やってくるし、監査役も自分。会社のお金より、よっぽど自分ごと。
むしろ会社のお金よりしっかり見たほうがいいやつなのでは?

(一時期経理課にいたからかも。一瞬だけやったけど。笑)

同じ1万円を出すなら、ちゃんと効いてくれる1万円にしたい。

とはいえ、満足度を理由に高いほうを選び続けたら…

貧乏一直線です。笑

満足度が上がるから!で何でもかんでも全部いいものを買っていたら、当然お金は無くなります。笑

結局、インとアウトのバランスなんですよね。
入ってくるお金と、持っている資産と、これから必要になるお金。
そのなかで、その支出がどれだけ日々に効くか。

しかも、効く場所は人によって違う。

洗濯機にはお金をかける価値があるけど、食器は100均でまったく困らないとか。
家賃を上げて便利な場所に住むのは納得できるけど、服にはそこまでこだわりがないとか。

全部を上位グレードにするんじゃなくて、自分にとって、どこにお金を使うと日々への効き目が大きいかにアンテナを立て続けるのが大事なのかなと。

そしてもうひとつ。
どれだけ満足度が高くても、家計が続かなかったら、あとから「不安」という特大のストレスがやってきます。

結論
  • 同じものなら最安値で買う。これは合理的
  • 「とにかく一番安いやつ」は、測りやすい数字だけで決めているだけ
  • 安いけど毎日イライラする=支出に対する満足度が低い=資金効率悪い
  • 満足度だけで選び続けたら貧乏一直線。インとアウトのバランスで見る

正解がないなら、決めるのは自分たち

考えれば考えるほど、まじで正解なんてないなと思いました。

でも「正解がないから考えるだけムダ!現状維持最高!」じゃなくて、
絶対の正解はないけど、いまの自分たちにとって納得度の高い配分はある。」
ということをずっと探り続けるのみなんだと思います。

ライフプランをつくって、使って大丈夫な金額が見えたら、その範囲では、安さ以外を選んでいい。
心がさみしくならない範囲で、安さだけに人生を支配させない。

その塩梅をずっと調整していくのが、暮らしなんだな〜と思ったというお話でした。

りつき

最後まで読んでいただきありがとうございます!